静岡の和食処

健康を保つすっぽん
血行を良くする
  すっぽんは、身体に良質のたんぱく質を供給し、血を綺麗にする作用があります。
弱っている体力を回復する滋養薬
  すっぽんには、人体の最小部位である細胞を元気にし、新陳代謝を高める働きが
  あります。
止血と補血の両方に効く
  内熱をとりのぞいて止血する効果が、すっぽんには期待できます。
  加えて血を補う補欠作用もあるので、例えば、女性の不正性器出血
  による貧血などに対して、止血と補血の両面から効果を発揮する
  ことができます。
神経の異常興奮を鎮める
  漢方では、ストレスと関係の深い女性の更年期障害や不妊症、
  男性の性機能障害、自律神経失調症などに、すっぽんがよく使われています。
シミ・シワ・そばかすを防ぐ
  すっぽんは、「食べる化粧品 / 飲む化粧品」と言われるほど、スキンケアに最適
  の食品です。
  摂取するだけでなく、外用としてすっぽんのエキスを肌に塗布すると
  身体の内外から美容効果が期待できます。
月経に関するトラブルを撃退
  何らかの原因でホルモンの分泌が乱れると、月経不順、月経過多、無月経症など
  月経に関するさまざまなトラブルが発生してきますが、すっぽんは、女性ホルモン
  のバランスを回復する上で役立ちます。
  また、ホルモンのバランスが崩れる背景には、ストレスも大きく影響していますが、
  すっぽんには、これを安定させる効果もあります。
  すっぽんに含まれる豊富なカルシウムが、その一翼を担っていると考えられます。
更年期の諸症状を一掃する
  40代半ば頃から心身の調子を崩すケースを「更年期障害」
  と呼びます。
  これは、卵巣の働きが低下して女性ホルモンの分泌量が
  減っていき、閉経にむかって身体が大きく変化するために起こるものです。
  すっぽんは、卵巣の働きの低下を緩やかにし、ホルモンや自律神経のバランスを
  整え、閉経に向かって大転換を遂げようとしている女性の身体を静かに「軟着陸」
  させてくれるのです。
骨粗鬆症を防ぐ
  すっぽんには、骨の材料となるカルシウムが豊富に含まれており、
  その働きを助けるビタミンDも含んでいます。
冷え性にも
  冷え性に悩む女性には、多糖類を含むすっぽんが効果的です。
血圧の正常化に役立つ
  すっぽんは、高血圧だけでなく、虚弱や貧血による低血圧の改善にも効果を
  発揮します。
肝臓が弱っている人に最適
  現代の漢方でも、慢性肝炎、肝硬変、肝硬変による腹水など、肝臓
  のトラブルに対してすっぽんがよく用いられます。
持続的な精力アップに
  すっぽんに含まれる必須アミノ酸やビタミン、ミネラルなどの相乗的な作用によって
  身体の基礎から精力を回復することができます。
ガンと闘う免疫力を高める
  ガンのように組織が硬くなる病気に対して、すっぽんは
  効果を発揮することができます。
  すっぽんには、免疫力や身体の抵抗力を高める働きが
  あり、ガンとの闘いを有利にするうえで、とても価値が
  あるものです。

すっぽんとは
すっぽんは、その味の美味な事はもとより、滋養強壮に高い効果があるとされ、
薬膳として中国古来より広く愛食されてきた、和食、フランス料理などにも高級食材として使われている亀です。
語源は、すっぽんが臆病な生き物のため、人が近づくとすぐに川や池に飛び込んで しまうので、その時の音を表現したと言う説が有力です。
また、水の中から空気を吸うために首を伸ばし顔を出す仕草「出没(しゅつぼつ)」がなまったという説もあります。
板前料理の前田では、薬剤を使わず天然飼育をした国産の肉厚で良質な活すっぽんのみを使用しております。
お客様により美味しく召し上がって頂くためのこだわり

・薬品は一切与えていません
・温泉などは使用していません
・汚泥池の養殖はしていません
・外国産種や混血種は扱っていません
・粗悪な飼料や油は投与していません
・高密度養殖はしていません
・ハウスでの出荷育成はしていません

すっぽんに含まれる主な成分とその効能
すっぽんには、人体で不足しがちな栄養素がバランス良く総合的に含まれています。
また、美肌やホルモンバランスに関係する効果が広く知られるようになったコラーゲンを多く含んでいることも特徴の1つです。
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
コラーゲン
老化 毛髪(抜け毛、薄毛など) 目疲れ 美肌 美肌
鉄分
貧血 肉体疲労 頭痛 立ちくらみ 動悸 息切れ 肩こり 不眠症 冷え性
パトテン酸
ストレス解消 解毒作用 動脈硬化 脂肪肝
ビタミンB1
脚気予防 疲労回復 ストレス解消 肝臓 脳 神経痛 肩こり、腰痛、便秘
ビタミンB2
脳 目 毛髪(抜け毛、薄毛など) 口内炎 鼻炎 咽喉頭炎 消化不良 胃炎
大腸炎 下痢 角膜炎 脂漏性湿疹 神経痛 不眠症 頭痛 めまい 肉体疲労
体力減退、肝機能不全
ビタミンE
老化 動脈硬化 血行促進 貧血
葉酸
肝臓 胃腸 貧血
リン
血液サラサラ 肥満 糖尿病 腎臓

すっぽんの部位別の効果
鼈頭
長期間の下痢による脱肛 出産後の子宮脱 外陰部の感染症
鼈肉
虚弱体質 やせすぎ 慢性消耗性疾患 微熱 婦人の不正出欠 帯下(おりもの) 長時間の下痢 腰痛 脚気 腹部のしこり 関節リウマチ 結核性頚部リンパ節炎
鼈血
顔面神経痛 慢性消耗性疾患による微熱 脱肛 骨間接結核
鼈卵
陰虚体質 小児の下痢 長期の下痢
鼈胆
痔ろう
鼈脂
睫毛内反 虚弱体質 白髪
鼈甲膠
微熱 慢性マラリア 肝臓の腫れ 痔 貧血
鼈甲
発熱 盗汗 肝脾の腫れ マラリア 月経過多

すっぽんの活血
すっぽんは、甲羅、爪、膀胱、胆のう以外は全て食べられます。
特に、活血は、活すっぽん料理には欠かせないアイテムです。
しかし、酸化が激しく変色しがちなため、多くは、日本酒やワインなどで割った食前酒として出されます。

すっぽんの何某
すっぽんは、臆病な性格のため、少しでも危険を感じるとすぐに噛み付きます。
そのアゴのちからは強力で「雷が鳴っても離さない」という喩えがあるほどですが、
大抵の場合は、水に戻せばそのまま泳いで逃げてしまいます。
無理に引き離そうとすると余計に怯えて更に激しく食いつこうとするため、指などを噛まれた場合、本当に食いちぎられる可能性もあるので注意しましょう。
また、すっぽんのこの性質から、1つの物事をしつこく探求する人間を
「すっぽんの何某(なにがし)」と呼ぶようになりました。